三輪の森周辺情報

寺家ふるさと村
 「東京都町田市と川崎市に隣接し、雑木林の丘に挟まれた「谷戸田」と呼ばれる細長く伸びた水田が幾筋もある「昔ながらの横浜の田園風景」が色濃く残っているところです。 ふるさと村内には、水田や畑、森だけでなく、住宅や道路、水路もあります。」(横浜市HP)


横穴墓群

白坂横穴古墳群下三輪玉田谷戸横穴墓群西谷戸横穴墓群

白坂横穴古墳群
 町田市指定史跡。ここは、むかし沢山城のあったところで、白坂は「城坂」の意でもあるといわれています。この遺跡は崖面に横穴を掘り遺体を安置した古墳時代の墓です。

下三輪玉田谷戸(ぎょくだやと)横穴墓群
 三輪の森の山中にあります。4基のうち2基は天井部分に屋根構造を浮き彫りにした家形彫刻を有する全国的にも珍しい横穴墓で、古墳時代後期の墓です。町田デジタルミュージアムで1号墓3号墓の内部の様子を見ることが出来ます(3D画像)。

西谷戸横穴墓群
 かつて鶴見川の支流たたら川があり、その斜面に位置しています。9基の横穴墓が確認されており、町田デジタルミュージアムで4号墓5号墓の内部の様子を見ることが出来ます(3D画像)。下三輪玉田谷戸横穴墓群と西谷戸横穴墓群は東京都の史跡に指定されています。


寺社

東光院妙福寺廣慶寺

東光院
 真言宗寺院(現在は単立)で、行基創建の伝説をもつ古刹です。兜跋毘沙門立像は、川崎市重要歴史記念物に指定されています。

高蔵寺
 創建年代は不明ですが、1600年頃(慶長年間)慶譽によって中興されました。ロウバイ、エビネ、シャクナゲなど花の寺として有名です。大変残念な事に、2022年正月に全焼してしまいました。週末に前庭の一部は見学できます。

妙福寺
 1492(明応2)年日億によって開山されました。日蓮宗。本堂は1969(S44)年草屋根が青銅に葺き替えられました。高麗門と鐘楼門は町田市指定有形文化財。祖師堂(池上本門寺から移築)は東京都文化財指定。

廣慶寺
 開山は僧最安。本尊は観音で、『風土記稿』に「岩に腰うちかけたるかたちなり蠟石にてつくれり。長七寸ほど、天竺より伝来の像なりと」と記されています。現本堂は1971(S46)年修築されました。山門からまっすぐに伸びた参道には十二支に関連した石仏が並んでいます。

熊野神社岡上神社椙山神社

熊野神社
 877(元慶元)年大和国三輪から勧請されたといいます。現社殿は1973(S48)年に造営されました。本殿は町田市の有形文化財に指定されています。ご神木のアカガシは樹齢300年で市の銘木です。蚕蛹供養の碑は、かつて養蚕が盛んであったことを物語っています。

岡上神社
 明治42年(1909年)3月、岡上村中にあった五つの神社が合祀されました。敷地は村の中央にある諏訪神社に決まり、村民融和のため村名を取り岡上神社として祀られています。

椙山神社
 付近の景色が大和の三輪山に似ていることから877(元慶元)年に勧請されたとの伝承があります。武相地区に72社あったとされる杉山神社のうち「椙山」は唯一です。


沢谷戸自然公園鶴見川クリーンセンターFC町田ゼルビア練習場

沢谷戸自然公園
 北条氏の勢力下の戦国中期に築城されたと言われる沢山城の城址をうまく取り込んだ自然公園。城址は私有地のため、少人数ならば見学することが出来ます。

鶴見川クリーンセンター
 鶴見川水系の汚水を処理しています。三輪緑山開発の条件として整備されたいきさつがあります。恩田川水系の汚水は成瀬クリーンセンターで処理しています。

FC町田ゼルビア練習場
 鶴見川クリーンセンターの土地が無償で提供され、2022年11月に披露されました。天然芝グラウンド2面とクラブハウスが一体となった施設で、J1クラブライセンス交付の猶予条件を満たしています。2023年FC町田ゼルビアはJ2優勝でJ1への昇格を果たしました。

こどもの国
 横浜市青葉区奈良町と町田市三輪町に跨っています。「戦時中、当地は旧・日本軍最大規模の弾薬組み立て・格納などを目的とした弾薬製造貯蔵施設(陸軍東京兵器補給廠・田奈部隊填薬所)であり、敗戦後は田奈弾薬庫として米軍に接収されていた。後に返還を受けると、1959年の当時の皇太子(明仁)の成婚を記念して、主に、国費と雪印乳業など民間からの寄贈や日本船舶振興会(現:日本財団)からの支援などにより施設跡地を整備し、1965年5月5日(こどもの日)に開園した。」(Wikipedia)